特殊清掃のトラブルとは?回避方法を合わせて紹介お役立ちコラム

孤独死やゴミ屋敷から発される臭いは、個人の力ではどうしようもできないほどのものであるため特殊清掃業者が必要です。ただ、特殊清掃は人生でそう何度も経験することではないため、進めていくうえでたくさんのトラブルが生じ、誤った判断をしてしまうと、取り返しのつかない事態を引き起こしてしまうかもしれません。

今回はそんな特殊清掃時のトラブル例と回避方法を紹介します。

特殊清掃のトラブルはなぜ起きるのか

写真

どんなものでも大半のトラブルは、認識違いから発生します。あえて認識違いを起こさせようとする悪徳企業もいますが、偶然起きるトラブルは単なる認識違いが大半です。

つまり、特殊清掃のトラブルの大半は一般的なトラブルと同様に、認識違いから発生しています。

主な認識違いとなる原因を紹介します。

 

特殊清掃作業が身近ではない

日常的に特殊清掃と隣り合わせの生活を送っている方は、特殊清掃を生業としている方、またはその方の関係者でない限り、まずいないでしょう。そのため、一般的な方は特殊清掃に関する基本的な知識不足により、「適切な対応ができていない」などと感じ、業者とトラブルを起こしてしまうかもしれません。

 

費用相場を知らない

特殊清掃は孤独死された方の体液の除去、家や部屋に付着した臭いの除去作業も含まれます。つまり、特殊な技術と機材を要する作業であり、当然費用も高額になります。もし、特殊清掃をハウスクリーニングと同等の物などと考えていると、高額と感じてしまうのではないでしょうか。

 

臭いなどは感じ方が異なる

特殊清掃では脱臭作業も取り扱います。ただ、人の臭いの感じ方は個人差があり、脱臭作業の完了にも個人差がでます。つまり、業者側は臭いが取れたと思っていても、依頼主がまだ臭いが残っていると感じることもあるのです。

 

一度で終わらない可能性

特殊な技術と機材があっても、臭いは目視することができないため、臭いのもとの根絶ができていなかった場合など、臭いがぶり返す可能性もあります。そのような場合は、特殊清掃の再作業が必要になることもあります。

特殊清掃に再作業があることを知らなければ、適切な作業をしてもらえなかったと感じてしまうかもしれません。

 

特殊清掃を取り巻く状況

特殊清掃の必要な時というのは常に緊急を要しています。孤独死などの場合であれば、放置はさらなる汚れや臭いの原因につながるため、一刻も早い対応を求められるでしょう。また、依頼するのは故人様の親族であることが多く、身内の死により精神的に落ち着いて進められる方は少ないでしょう。

つまり、特殊清掃が必要になる時の大半は緊急性を要し、精神的な疲弊も起こっている場合であり、認識違いが特に起こりやすい状況です。

 

このように、特殊清掃は知識面、状況面から認識違いを引き起こしやすいのです。

特殊清掃のトラブル対策

写真

では、これらのトラブルを引き起こさないようにするためにはどうしたら良いのでしょうか。

 

落ち着いて行動する

人間は焦っていると呼吸や脈が速くなり、正常な判断が難しくなります。そのため、特殊清掃を依頼する際は、焦らず行動するのが何よりも重要です。ただ、身近な人の悲惨な死などを目にして正常な判断が困難な方もいるでしょう。その際は家族や知人などを頼り、複数人で進めるのが最適な行動です。焦っていても複数人であれば、トラブルを回避する確率は高まります。

 

知識を身につける

特殊清掃の知識はネットのコラムやSNSなどで簡単に手に入れることができます。また、賃貸であれば、大家さんが特殊清掃業者への依頼経験を持っているかもしれません。つまり、誰にも何にも頼らず自分自身の感覚のみで進めてはいけません。特殊清掃についての知識を少しでも持ってから動くことで、トラブルを回避できます。

 

契約内容を確認する

特殊清掃業者は民間であるため、契約や作業内容は業者ごとで異なります。そのため、契約内容をよく読まないで契約することは認識違いを引き起こし、トラブルへとつながります。どんな状況であっても契約内容は必ず確認しましょう。

 

落ち着いて、知識を集め、確認することが特殊清掃でトラブルを引き起こさない方法です。

悪徳の特殊清掃業者の存在

写真

ただ、あえて認識違いを引き起こすことで、お金を騙し得ようとする悪徳業者も存在します。トラブルを避けるためにはそのような悪億業者への警戒も重要です。

悪億業者のトラブル例を紹介します。

 

追加請求

思ったより作業が増えた、多かったなどの理由で、追加請求する業者がいます。支払いを断ると、清掃の途中で作業停止するなどの脅しを行ってきます。

 

盗難

作業中に貴重品を盗む悪徳業者もいます。盗難を訴えても、依頼主が見ていないところで盗難を行うため、「盗んだ」「盗んでない」といったやり取りで終わってしまい、泣き寝入りするしかありません。

 

技術不足

悪徳業者と言えるほどではないかもしれませんが、技術が不足している業者もいます。このような業者は特殊清掃を行えるだけの技術を持っていないため、臭いや汚れが取り切れないといった問題が発生します。そのような業者に依頼すると、もう一度異なる特殊清掃業者に依頼しなければなりません。

 

ただ、このような悪徳業者は早い段階で怪しい点が多く見つかります。急いでいる状況ではありますが、落ち着いて相見積もりなどの対策を取れば、悪徳業者とのトラブルは防ぐことができます。

プログレスは全国の
エリアで展開中!

現状対応できない地域も一部ございます。
詳しくはお問い合わせください。

特殊清掃による近隣トラブル

写真

以上の対策を取れば、特殊清掃作業におけるトラブルは防ぐことができるでしょう。ただ、まだ特殊清掃トラブルの原因は存在しています。そのトラブルとは近隣住民との問題です。

主な事例と対策を紹介します。

 

臭い

マンションなどの孤独死であれば、近隣住民の家まで臭いが漏れ出すことがあります。臭い漏れが発生すれば、近隣住民は快適な生活ができません。そのため、近隣住民宅まで臭いが漏れ出していないか確認することも重要です。また、作業時の臭い漏れで近隣住民が不快な思いをするかもしれません。

 

害虫

特殊清掃の必要な状況は不衛生である場合もあり、害虫などの問題が生じているケースもあります。臭いなどと同じように近隣住民に被害が及んでいないかの確認、また作業時には作業内容の報告があればトラブルを防止できるでしょう。

 

特殊清掃が近隣で行われていることを急に知って、良い気分がする方は少ないです。そのため、事前に確認や報告を怠らないようしましょう。

特殊清掃を必要とする状況を防止する

写真

ここまで特殊清掃におけるトラブルを紹介してきましたが、このようなトラブルを完全に防止するには、特殊清掃を必要とする状況にさせないことが重要です。

最後に特殊清掃を必要とする状況の防止方法を紹介します

 

声掛け

孤独死の発生やゴミ屋敷の原因は一人暮らしでの孤独が大きな要因です。その大きな要因を取り除くために定期的な声掛けをしましょう。ゴミ屋敷の原因や孤独死を防止できるかもしれません。

 

見守りカメラの導入

見守りカメラで安否を確認するのも良い方法です。もしもの場合にすぐに気が付くことができます。

 

見守りサービスの導入

民間にも自治体にも見守りサービスは存在しています。定期的に声掛けしに行くのが難しい方は、サービスを利用するのも良い方法です。

 

施設への入居など

孤独死などの危険がある高齢者などであれば、施設への入居も検討しましょう。施設に入ることは、孤独死防止、ゴミ屋敷発生のトラブルを防ぐことができます。

まとめ

特殊清掃の必要な状況は緊急時なうえに、冷静な判断が困難な場合が大半です。そのため、事前に知識をつけたり、心構えをしたりなど今からできることをしておくのがトラブルを防ぐ一番の方法です。

この記事で少しでも特殊清掃に関するトラブルが無くなることを祈っております。

お読みいただきありがとうございました。

この記事を執筆した人

執筆者
株式会社プログレス
編集部 F・N
「身近な問題の解決を記事でサポートする」をモットーに、プログレス各種サイトのコラムを執筆中。
「もし自分が特殊清掃を必要とする立場になったら?」という視点を崩さず、わかりやすく心に刺さる情報を発信。

ご相談・お見積無料そのお悩み、プログレスに
ご相談ください!

特殊清掃プログレスは
全国対応

24時間365日 即日対応可能 日時指定も
もちろんOK

現状対応できない地域も一部ございます。
詳しくはお問い合わせください。

弊社は登録済事業者です
業界最安値保証-明朗会計-お見積もりは無料でこちらをクリック